過去の滞在国が、健康診断不要な国であったとしても、まだまだ油断は禁物です。

次には、カナダでの活動内容に依ります。

①病院で働く予定のお医者さんや看護師さんはもちろんのこと、直接病院の患者さんを診なくても、患者さん達が行き来するような公共の場所を通って仕事や研究をする予定のクリニカルフェローの方。

②メディカルエレクティブと呼ばれる、日本の医大生で、現地の大学で研修予定の方。（数週間の滞在であっても必要です。）

③小学校や中学、高校のクラスルームに入る予定のある方、保育園や幼稚園、老人ホーム、身体障害者施設等で働く予定のある方、ベビーシッターなどのお手伝いさんをされる予定のある方。

④農園で働く予定のDesignated country/territoryに滞在されていた方。（下記サイトを参照。）

http://www.cic.gc.ca/english/information/medical/dcl.asp

ざっと、活動に当たってはこんな感じですが、もちろん、これが全てではありません。

申請書類を見て、「これは必要。」と審査官が判断したら、その方は受診しなければなりません。

最後に、申請用紙上のBackground informationの一番最初の質問。

過去2年間にご自身もしくは家族のどなたかが、結核患者と接したことがあったか。

ご自身もしくは家族のどなたかが、身体的、精神的理由から社会医療サポートが必要な状況にあるか。

これらの質問に「YES」となると、健康診断受診リクエストが来る可能性が非常に高いです。

次回、「健康診断について　その③」で、お会いしましょう！