こんにちは、キャリアカウンセラーの加藤です。

12月です。早いですね～・・

いつもと同じひと月なのに、日本人は、どうしても12月「師走」という言葉にむやみに心が反応してしまいます。年の瀬に、何でも済ませておかなければと何だか焦る。すべての機能が停止してしまったお正月はもう昔の話なのに、頭ではわかっているけど、やっぱり「やってしまわなければ」と思ってしまうのは、おばさんのせい？？？

しかしながら、就活をする学生諸君にとっては、これが、やっぱりいつもとは違うひと月。いよいよ12月です！今年は、12月1日が就活の解禁日になって、ニュースで映し出された合同説明会に参加する黒ずくめの若者の群集、そしてその手にはスマホ。昨年よりは、就職内定率が上がったという少し明るいニュースだけど、日本の弱くなった経済力や混迷する政治の不透明さを考えれば、そう安穏としてはいられないのが現状。この新卒採用は、日本独特だから、中途採用が一般的な外国人にはとっても不思議なシステムらしい。

さて、海外に留学されている学生および外国籍の留学生の皆様に就活情報のお知らせです。
下記マイナビ国際派就職EXPO2012東京ウィンターが12月21日、22日に開催されます。
http://global.mynavi.jp/

夏の同就活セミナーに続き、今回も、ブースにてキャリアカウンセリングをさせていただきます。残念ながら、時間が短く設定されておりますので、お伺いできることは、限られてしまいますが、少しでもお役に立つことができればと思っております。

夏のセミナーで、留学されている学生さんからご相談を受けた不安や悩みの一部をご紹介しましょう。

－　海外にいると絶対的就活情報が少なくて、タイミングがわからない。（カナダ留学中、日本人はほとんどいない地域）

－　面接でのアッピールの仕方がわからない。何社か受けたが落ち続けている。アメリカの面接官との雰囲気がまるで違うので、普通にしているつもりでも、生意気そうに映っているのではないかとか思うとどうしたら良いかわからなくなってしまう。（アメリカの大学卒業）


－　自分が目指していた仕事があまりにもピンポイントに決めすぎていて、だんだん不安になってきた。少し興味がなくても、もっと広げて就活をするべきかどうか迷っている。（カナダ留学中）


－　自分が希望する会社や職種が親の希望に合わない。親をどう納得させたら良いのかがわからない。（アメリカ留学経験有り）

－　何の仕事が向いているのかわからない・・・。（カナダ留学中）

 
悩みはいろいろありますが、とにかく就活には時間制限があります。留学生にとっては、日本の大学とは違う卒業時期の中で、どう日本企業に就職していくのか、もたもたしているとあっという間に、タイミングを外してしまいます。まずは、自己分析。出来ていますか？これがしっかり出来ていると、多くの悩みに時間を取られずに済みます。

さー、まずは自己分析

すべての肝です。意外にも自分の知らない自分に出会うかもしれません。内省しながらしっかり分析してみてください。注意すべきは、都合の良い主観や解釈。人は、どうしても自分の事となるとついつい“2割増し”になるそうです。つまりさじ加減が自分の都合寄りになるということです。ある新聞記事によると、就活で自分の望まない結果が出ると、再度、自己分析に走り、やっぱり、自分はこちらの職種が合っていたと、二転三転迷走する学生が多いらしい。過度の“自己分析”は、逆に学生の素顔を見えづらくさせているという、人事担当者の笑えない話もあるそうなので、「理想の自分」ではなく、「等身大の自分」を分析することが大切なのです。

次回も、さらに、就活情報をお伝えします。